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今回紹介するのは、ケヴィン・スペイシー製作、マシュー・ライアン・ホーグ監督デビュー作の『16歳の合衆国』です。
16歳の合衆国:ストーリー
16歳の少年リーランドはある日突然、知的障害を持つ少年ライアンを刺し殺してしまう。
殺された少年はリーランドの恋人ベッキーの弟。
リーランド自身も一緒に遊ぶなどよく面倒を見ていた。
周囲の誰もが衝撃を受ける中、彼は逮捕され、矯正施設へ収容される。
しかし、殺人の動機については決して何も語ろうとしない。
教官を務めるパールは、聡明でとても殺人を犯すようには見えないリーランドに強い興味を抱く。
売れない作家でもあるパールは、彼の心の奥底を解明することで本が書けるのではないかと期待し彼に近づく。
そして、野心を秘めつつリーランドのカウンセリングを始めるだったが…。
この映画を観たきっかけは、ケビン・スペーシーが絡んでいるという理由から観たのですが、父と子の関係・心を閉ざす・・・といった、まさに今の日本社会の抱える問題とリンクし、非常に考えさせられる作品で、脚本や演出がすばらしく仕上がっているので、恋人の弟を殺してしまった少年の内に秘められた孤独を非常にうまく表現出来たのではないかと思います。
非常に良い作品です。
オススメ度★★★★
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